EC2でfedora16を使ってみた
本日現在のFedoraの最新バージョンFedora16をEC2上で使ってみました。使用したAMI(Amazon Machine Image)はami-4e3f894fのIDを持つFedora16、32bit、instance storeタイプのものです。以前のトピでローカルインスタンスとEBSのどちらを選ぶべきかを比較してみましたが、お金の面が大事なので相変わらずローカルインスタンスタイプで進めています。
photo credit: T Gibbison
ログインユーザは「root」
まずインスタンスを起動して、おろ?と思ったのは、ログインユーザがrootなこと。Fedoraの公式ページでは「ec2-userを使ってくださいね」と書いてあったのに・・・。なのでrootでログインしてください。
コンソール画面の変更
次にコンソール画面が変わった!いつもなら
1 | [root@hogehoge ~]# |
ってところが、
1 | ap-northeast-1b-i-****** [root:~]$ |
と、リージョン位置+インスタンス番号を表示してくれるようになっています。
自分としてはなんだか見慣れなくて気持ちが悪いのですが、まあそこは慣れでしょう。Elastic Loadbalancerとか使ったときに、2台目以降をリージョンAにするのかBにするのか、ログインしただけでわかるし、いろいろ便利かもしれません。
HDDがいろいろ分割されている
次にファイルシステムの様子が変わっています。ちょっといじったあとで調べたものですが、dfコマンドを使って表示してみると、
ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 rootfs 8362320 1804472 6138420 23% / devtmpfs 836284 0 836284 0% /dev tmpfs 853460 0 853460 0% /dev/shm /dev/xvda1 8362320 1804472 6138420 23% / tmpfs 853460 36744 816716 5% /run tmpfs 853460 0 853460 0% /sys/fs/cgroup tmpfs 853460 36744 816716 5% /var/run tmpfs 853460 0 853460 0% /media /dev/xvda2 156146588 2439480 145889484 2% /data
いろいろ分割されているようです。今までと大きく違うのはローカルインスタンス部分が/dataになっていること。/mnt にマウントされていたり、/media/ephamera0 になっていたりしていた部分が、Fedora16AMIでは/dataとなっています。もし既存のインスタンスから持ってこようとすると、少しスクリプトなどを変更する必要があるかもです。
【重要】再起動すると/dataがマウントされない!
<
p>トピ書いている間にもちょこちょこインスタンスを触っていたのですが、再起動すると/dataが外れていることに気が付きました! つまりは dfコマンド 結果が
ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 rootfs 8362320 1804472 6138420 23% / devtmpfs 836284 0 836284 0% /dev tmpfs 853460 0 853460 0% /dev/shm /dev/xvda1 8362320 1804472 6138420 23% / tmpfs 853460 36744 816716 5% /run tmpfs 853460 0 853460 0% /sys/fs/cgroup tmpfs 853460 36744 816716 5% /var/run tmpfs 853460 0 853460 0% /media
こうなります。これはびっくり!
でも慌てないでください。再マウントすれば大丈夫。
1 2 3 4 | ap-northeast-1a-i-******* [root:~]$ mount /dev/xvda2 /data <-- 再マウント ap-northeast-1a-i-******* [root:~]$ cd /data ap-northeast-1a-i-******* [root:data]$ ls test lost+found <-- 残っている |
・・・とはいえ危なっかしくて再起動なんかできないですね・・・。
以上、ざっくり触ってみた変更点です。危ない面があって怖いですけど、まあ最新パッケージ使えるし・・・どうしようかな。